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[ 投稿:2014-10-31 20:27 ]
熱中症のリスクは、あらゆるところに
熱中症と聞いて、恐らく、あなたは真夏の光景を想像するのではないでしょうか。
熱さを直に感じるような強い日差し、むせ返るような湿気。
当たらずも遠からず。こんなイメージを持っているのではないでしょうか。
確かに、真夏と呼ばれる8月には、熱中症で運び込まれる患者が多くなります。マスメディアでも、そのことが大々的に取り上げられますから、ますます記憶に残りやすいですね。その為、熱中症と言えば“夏特有の症状”と思われがちです。
ですが、実際は違います。熱中症は“一年を通して起こる可能性のある症状”なのです。気温の落ち着いた秋や冬であったとしても、条件さえ整えば十分に起こりえます。
つまり、熱中症のリスクは、あらゆるところに存在しているのです。
しかし、ここで熱中症が冬に起こるはずがないと思う人がいるかもしれません。
なぜなら、初めに確認したように“熱中症には強い日差しがつきもの”だと、認識されているからです。でも、これも間違いになります。
熱中症というのは、体温に起因する症状であり、日差しが強いことは要因でしかありません。ですから、日差しの届かない室内であっても、高温と高湿であれば熱中症にかかることがあります。
熱中症は、ときには命に関わる病気です。毎年、少なからずの人が熱中症で命を落としています。そんな危険な熱中症の落とし穴に、足をすくわれない為には、熱中症のことを正しく理解するしか方法はないのです。