[ 投稿:2014-11-03 23:04

そもそも、熱中症とは?

熱中症はよく、日差しが強いことによって発症する“日射病”と混同されることがあります。しかし、熱中症と日射病は全くの別物です。

そもそも、熱中症というのは、高温高湿の環境下において、汗をかいたり、体温が上昇したりすることによって発症する諸症状のことをいいます。ですから、熱中症というのは暑さに対して、日射病よりも更に広い枠組みで扱ったものといえるのです。

では、暑さで具合が悪くなれば、全部“熱中症”と呼ばれるのかと言えば、それも違います。熱中症は該当する症状の範囲が広いために、症状の進行度によって、4つに分類されているのです。

軽度の症状とされるものには「熱失神」「熱けいれん」、中等度の症状とされるものには「熱熱疲労」、そして最も重い症状とされるものには「熱射病」があります。この中でも、軽度の症状とされるものは、十分に水分と塩分を補給して、涼しいところで休ませれば回復させることが可能です。

しかし、中等度まで症状が進行してしまうと、応急処置をしたとしても病院での治療が必要になってきます。また、重度になった場合には、すぐさま救急車を呼ぶ必要があり、処置が遅れると最悪の場合死に至ることもあります。

ともかく、こうした熱中症にならないためには、体温を上げすぎないこと、そして水分と塩分の不足に気をつけることが重要です。いついかなる時でも、熱中症の基本を思い出し、熱中症のリスクがないかどうかを、正確に判断することが求められます。

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